広報活動では、企業における事業戦略のサポートをすることが重要な任務となる。そのため、予算を組む際には、年間プランの作成をする必要があります。
もちろん、未決定のプロジェクトなどもあると思いますが、まずは、決定された「新製品発表」などは優先的に年間プランに組み込んでいきましょう。
さらに、一歩踏み込んで、広報活動が事業戦略のサポートをするために、「社会的に認知度を高める」ための活動や「企業のイメージを良くする」ために、記者会見などの広報戦略を年間ベースで見据えていきたい。
さて、具体的に予算管理をするには、発売時期が決まっている商品やサービス、組織改変など、どうしても動かせない日程のものは、さきに予定と予算を組んでおきましょう。年初でしっかりと、その年の戦略とともに、年間の計画を記者会見などで発表し、記者たちに印象付けておくことも手でしょう。事前の発表による盛り上げも重要となります。
また、その季節や特定の時期を狙って発表をすると、露出が大きくなるものもあります(お歳暮、バレンタインデー、お花見、海水浴、紅葉など)。あるいは、お盆のころは、企業活動が停滞することから、この時期に狙って広報を行うと、記事になりやすく、成果も上がりやすい場合がある。
しかし、予算を組む際には、下期で予算もカットされることがある。大きなイベントは上期にしかけるのが良いでしょう。