記者会見事例(新店舗オープン)

東京銀座で展開するPR会社メディアブリッジコンサルティング(以下:MBC)では、様々なメディアを利用した記者会見の企画から開催までワンストップで企業様の広報活動をサポートする「記者会見/プレスイベント企画運営サービス」を提供しております。ここでは、MBCのこのサービスを利用していただいた一例として、2006年7月14日に開かれたラ・スペランツァ株式会社の記者発表会についてご紹介いたします。このラ・スペランツァ株式会社の記者発表会は、イタリア宮廷料理界の巨匠、エンリコ・デルフリンガー氏を取締役に迎え、また、同氏を総合プロデューサーとしてイタリアンレストランの共同事業展開の発表をし、メディアの大きな注目を獲得した事例です。

プレス向けのイベントを開催

ラ・スペランツィア株式会社(現在は株式会社オフィチーナと社名変更)は、イタリアの伝統と日本人の舌の繊細さにこだわった一皿を提供するイタリアンレストランを多店舗展開(FC展開)しており、既に首都圏でイタリアンレストランを10店舗展開しています。更にクオリティの高い「本物のイタリアン」を提供することを目的として「イタリア宮廷料理界の巨匠、エンリコ・デルフリンガー氏」をシェフ兼取締役に迎え、新事業を開始することになりました。 オフィチーナでは、本格派のイタリア料理の提供を中心に、同氏による後進育成、正しいイタリア料理の伝統を伝え、飲食業界の中で「本物志向」という立位置を強固なものとすることを目的としました。 この新しい取り組みは、人物的ニュース価値(エンリコ・デルフリンガー)立地的ニュース価値(裏原宿:ニューリッチの囲い込み)概念的ニュース価値(後人育成、本物志向の追求)から見ても、かなりのメディアニーズがあると考え、単発的な活動であるプレスリリース配信によるメディア誘致ではなく、実際にオフィチーナを体感してもらうために「報道関係者向けレセプションパーティ(プレスイベント)」を開催する運びとなりました。 できるだけ多くのメディアにオフィチーナを体感してもらいたいという思いから、メインのレセプションと平行して、昼夜各1回のメディアタイムを設け、内覧、取材をしていただける時間を1週間程度用意する施策をとりました。

幅広い層での認知獲得を目的として

メディアレセプションを実施するにあたり、幾つかの懸念事項が確認されました。 - レストランのコンセプトに合わないメディアの招待 - 媒体毎の人数の指定 - メインパーティーとサブパーティーへの振り分け 近年では、各報道機関を通じて「国民の生活レベル2極化現象」について多く報じられています。オフィチーナのオープン当時もITバブルの影響により、「ニューリッチ」という新しいカテゴリが登場しました。オフィチーナのコンセプトを考えるとターゲットは富裕層がメインとなります。しかし、オープン当初からお客様の間口を狭める必要は無く、レストランの内装や、料理の質、価格によりおのずと客層が安定することは想定内であり、先ずは「エンリコ」と「オフィチーナ」を広く知らしめる必要がありました。当然、コアとしている媒体はありましたが、先ずは全てのメディアのプライオリティをフラットに考え、出来る限り多くのメディアに参加いただけるようレセプションを構成しました。完全着席形式でレセプションを実施するため、席数にも限りがありました。その場合は、メディアのプライオリティをフラットにしているため、先着順で席を用意している現状を正確に伝え、誠実に対応することを心がけました。誠実な対応の一環として、サブレセプションの実施と個別の招待枠を確保し、メインのレセプションパーティと変わらないアテンドを実施しました。 また、コアターゲットとなる富裕層以外にも「サブニューリッチ」「憧れ層」と様々な可能性有るお客様が存在することを前提にした情報醸成活動が求められていました。 情報醸成の理想形が「情報連鎖(報道連鎖)」です。露出タイミングの早いメディアを基準に、報道が連鎖反応を巻き起こす仕組みです。例えば、「新聞で露出された内容を基に週刊誌の取材を獲得し、更に週刊誌を主な情報源とするワイドショー(TV)にて取り上げられ、レストラン関係の専門紙誌から高クオリティの取材を受ける」といった流れを作ることです。 情報価値の高低は、ある程度報道露出量を予測する目安となりますが、必ずしも目安でしかなく、存在する情報をどのようにニュース価値のある情報へと変身させ、コンセプトを明確に披露するかが重要なポイントとなります。 オフィチーナで開催されたメディアレセプションは「情報ソースの最大化」、「メディアのおもてなし」と「認知先行型の情報醸成施策」の実施により、大成功を収めることができました。火がついた情報連鎖は留まることなく、オープンから数年が経つ現在でも「イタリア料理」というキーワードを基に構成される企画があるときには各メディアからお声がけいただいているのが現状です。参考データとなりますが、オフィチーナオープン3ヶ月で新聞雑誌約50媒体、テレビ・ラジオ8番組以上にて紹介されています。 最後の決め手となるのは、メディアの性質を理解した広報活動と、長年の活動を通じて構築されたMBCのメディアリレーションズ(メディアとの良好な関係)となります。

メディアへのフォローアップ

前述したとおり、レセプションパーティの方向性として「もてなし」をポイントの一つとて設定しました。いかにしてメディアの方に気持ちよくレセプションに参加いただき、また取材の可能性を高めてもらえるかが重要な課題です。 プレスレセプション終了後、参加いただいたメディアの方には店舗オリジナルの手土産を用意し、後日必ずお礼状を出すことを必須としました。興味を持ってもらえた記者・編集者の方にビジネス、プライベート共に活用していただければ、更に喜ばしいことであり、メディア関係者から発信される情報は口コミを醸成する大きな可能性を秘めています。また、時と場合により「わがまま」なメディアに納得がいくまで取材してもらうことで、オフィチーナのメディアを重要と位置づけている方向性(社内体制)や、取材対応を心がけているスタッフのクオリティの高さを担当者にアピールできればと考えていました。もちろん取材に入られるメディア毎にMBCからアテンド要員を手配し、熟練されたPR会社ならではのフォローアップも実施させていただきました。

記者会見のメリットとは

記者会見やプレスイベントは情報を爆発させるため絶好の機会です。一定の場所と日時に情報を集約し、そして発信(披露)することで、ニュース価値を向上させ、効果的に報道露出まで繋げる絶好の機会です。オフィチーナのように、著名人がプロデュースする飲食店の記者会見では、著名人の名前が先行して露出されてしまうケースが多くなりますが、メディア毎の属性にあった「取材したいポイント」を抑えたプレスキットを準備し、そして提供することで、あらゆる角度から吟味された、最も魅力的で、更に効果的な編集記事を獲得することができます。 MBC では、飲食系担当の記者とのリレーションシップを構築していることはもとより、メディアニーズの高い情報操作・創造することで、記者発表会を最高の PR ソリューションとしてご提供させていただきます。

メディアレセプションを軸にしたオフィチーナのオープンまでの活動は、MBCが提供するPRソリューションを活用し、飲食店関係のPR活動を成功させるための一例としてご紹介させていただきます。 MBCの提供する「記者会見/プレスイベント企画運営サービス」では、記者会見のプロフェッショナルであるスタッフが、マスコミ記者の誘致から情報醸成方法、および実際の記者会見の設営から運営までワンストップで成功するノウハウ持って対応させていただきます。 無料のご相談およびお見積もりも承っておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。


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