メディアブリッジコンサルティング(MBC)では、記者会見の企画から運営までトータルでサポートする「記者会見/プレスイベント企画運営サービス」を提供しております。こちらではMBCのこのサービスを利用していただいた一例として、2008年10月に目黒雅叙園にて行われた「華道家 假屋崎省吾の世界~飛翔~」のプレスイベントおよび記者会見についてご紹介します。「記者会見/プレスイベント企画運営サービス」をご利用いただく際にご参考にしてください。
目黒雅叙園の代名詞的なイベントとなった「華道家 假屋崎省吾の世界」は、国の登録有形文化財に指定されている目黒雅叙園「百段階段」にて、假屋崎氏の手による至高の作品を展示し毎年多くの来場客でにぎわいます。2008年度は、このイベントが9回目を迎えると同時に目黒雅叙園の創業80周年と假屋崎省吾氏の華道歴25周年を記念した特別企画として早い段階から企画をすすめてきました。9回目の展示テーマはさらに高く羽ばたけるように想いをこめ『~飛翔~』と称し、昨年の来場者数6万人を上回ることを目標としました。メディア向けイベントは、展覧会のオープニングレセプションパーティと假屋崎氏初となるCDおよび書籍の発売記念会見を同時に行うことで話題性を高めていく方針で決定。新聞、スポーツ紙、週刊誌、月刊誌、テレビ局を大々的に集めることがMBCの最も大切な任務となります。今回のマスコミ誘致で気をつけなければいけない点は、すでに9回目を迎えているイベントということで、各テレビ局の芸能班、週刊誌にとって新鮮味に欠けているという点でした。そこで、自身初となるCDの発売会見を中心にリリースを作成、さらに目黒雅叙園の玄関に展示している最も華やかな作品の前で囲み会見を行ない、「画栄え」するように配慮しました。さらにMBCとお付き合いの深い芸能デスクに直接お伺いし、調整いただけるように交渉を重ねてまいりました。その結果、テレビ局4局、スポーツ紙5社、雑誌社については10社以上もお集まりいただき、多彩な報道露出に成功しました。 今までを大きく上回る多くの報道露出のおかげで2008年度の来場者数は昨年の6万人を大幅に記録更新する6万6千人に上り大成功を収めるに至ったのです。
目黒雅叙園・『假屋崎省吾の世界~飛翔~』のメディア向けオープニングレセプションの企画は開催の半年前から開始しました。假屋崎氏ご自身が花教室で教鞭を振るいながら多くのレギュラー番組出演をこなすなど非常にご多忙な方でしたのでスケジュールを調整しながら進行しなければなりませんでした。MBCはこのような状況を踏まえ、話題性のある記者会見に仕上げるため、早期から多くのアイデア出しに着手、假屋崎氏に関する様々な情報を収集することから始めました。お茶の間で親しまれる「カーリー」のイメージに加え、華道家・假屋崎省吾としての理想的なメディア露出ができるよう『単独インタビュー』の獲得を目標としました。
「華道家」としてのこだわりをお伝えするのは当然として「ネコ好き」「趣味のピアノ」「料理はプロ並み」「糖尿病との闘い」などプライベートの情報もメディアに個別に発信、假屋崎省吾氏の新たな魅力を各媒体に足を使い伝えて回りました。その結果、展覧会の開催前にイベント告知記事と目標としていた単独インタビューを多く獲得できました。また、前述にもあるように展覧会当日にはさらに話題性を高めるため、假屋崎氏の書籍とピアニストデビューとなるCD発売の記者会見を実施、目黒雅叙園正面玄関に大きく展示した作品の前でフォトセッションと囲み取材行い熱意を大いに語っていただいた結果、翌日の朝刊およびスポーツ新聞各紙、朝の情報番組など多くの報道露出に成功しました。このようにすでにネームバリューのある著名人や有名人を絡めたプレスイベントは、マスコミとって「新鮮に受け取ってもらえる」ネタを提供すること、早くから(最低でも3ヶ月前)準備に取り掛かること、この2点が重要になります。
昨年の来場者数を大きく上回ることに成功した一番の要因は、高視聴率の報道番組である「日本テレビ・ニュースリアルタイム」と、朝の情報番組「テレビ朝日・スーパーモーニング」の特集枠で展覧会の密着ドキュメンタリーを放送できた点が挙げられます。 假屋崎氏のファンは30~50代の女性が多いため、何としても主婦層(F1、F2層)に人気がある番組に取材してもらう必要がありました。夕方5時台のニュース特集枠と朝の9時台の情報番組は最も主婦層の視聴者が多い時間帯です。その中でも視聴率が最も高い日本テレビの「ニュースリアルタイム」と芸能ニュースに定評のある「スーパーモーニング」はMBCが最も獲得したい番組でした。 そこでMBCでは「リアルタイム」の特集枠を制作している制作会社に「独占取材」を持ちかけ共同で密着取材の企画書を作成し、放送局に企画を通しました。また同時にテレビ朝日の芸能デスクに「芸能ニュースとしての単独取材」を持ち掛け交渉し、企画を通していただきました。 こうして、報道番組での独占取材は日本テレビ「ニュースリアルタイム」、芸能特集としてはテレビ朝日の「スーパーモーニング」と、同時に2本の密着取材を獲得できたのです。 これらの取材は展覧会の2週間前より假屋崎氏の教室から開始しました。日ごろの素顔にできる限りせまり、展覧会前日には深夜にわたる活けこみの様子、假屋崎展を支えるスタッフにまでカメラが密着し、気迫あふれる映像になりました。展覧会の会期中に朝夕の人気番組で理想どおりの放映に成功し、假屋崎氏の作品にこめる熱意とこだわり、人情味あふれる「カーリー」の魅力を伝えることで、大きな反響を得たのでした。
PR会社の腕の見せ所は、企画提案力にあります。MBCでは今回のオープニングレセプションを盛り上げるため、有名ブライダル誌にてカップルで参加するブライダルブーケショーのプレゼント企画を実施。会場には挙式を控えたカップルに来場いただき大変な盛り上がりを見せました。結果的にこのようなイベント前からの告知がきっかけとなり、集客に大いにつながりました。またイベント日以降には大手新聞社のニュースサイトが速報にていち早く假屋崎氏の作品の特集を5ページにわたって掲載。その後ラジオ番組、新聞夕刊、朝刊、報道・情報番組の順に次々と展覧会の模様が報道され、問い合わせが延々と続く大盛況の結果を作ることができました。
このように記者会見はたった1日だけのイベントにすぎませんが、効果的な報道露出へ導くことは、PR会社の手腕に大きく左右されるわけです。記者会見を成功させるためにはしっかりとしたメディア戦略とプランニングを行い、迅速な実行力を必要とします。報道関係者への対策をはじめ、適切な情報配信、メディアの性質をしっかりと熟知したコミュニケーションが必要になることをご理解いただければ幸いです。 MBCの提供する「記者会見/プレスイベント企画運営サービス」では、メディア戦略のプロフェッショナルであるスタッフが、マスコミ記者の誘致から情報発信の対策、会場設定まで迅速に対応し、「成功する記者会見」をしっかりと実現いたします。無料のご相談およびお見積もりを承っておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。